しつけ盛衰物語
普段のお散歩やランでの遊びをしているうちに、
クラウスも大分落ち着いたようです。
引っ張りっこ遊びをしても、
過度に興奮して唸ったり噛み付いたりしません。
「弱いパパを傷つけないように気を付けて遊ぶのは一苦労でつ」
上のような状態でも、「おしまい」のコマンドで、
きっちり遊びを終わりにできました。
お散歩も、引きは殆どありません。
「今日は寒いから、冬の装いでお出かけでつ」
「クラウス、ちょっと一休みしようか」
「はい、でつママ」
拾い食いもしないし・・・・・
買ったクイックマズルは必要ないかも?
散歩中、セントバーナードさんにお会いしました。
さすがに大きいけど、とても穏やかな良いワンちゃんでした。
一緒に写真を撮ろうとしたのですが、
クラウス、微妙な距離をとってます。
クラウス : 「え~、怖いわけではないんでつけど・・・・(-_-;)」
セントさん: 「・・・・・・・・・・・?」
でも、セントバーナードさんが我慢強く相手をしてくれたので、
クラウスも近寄れました。
「御挨拶が遅れましたが、僕クラウスでつ。
今朝は、鶏と野菜のおそばを食べまちた。」
優しいセントバーナードさん、有難うございました。
そうそう、グランパ&グランマの家に行ってみました。
クラウス、部屋に入るなり、飛び回り、嗅ぎ回り・・・・
「失礼な!!単なる情報収集でつ!!」
色々な物に興味を持つ・・・・.。
クラウスが狙っているテープ ↑ ですが、静止のコマンドで諦めました。
用心のため、破壊されても良い部屋にクラウスを入れましたが、
クラウス、大好きなグランパの横で、満足そうにおやつを噛み噛み
「この群れでは、グランパの横が一番安心できると判断いたしまちた」
ガムを食べている最中に背中を撫でられても大丈夫
「グランパ、大好きでつ♥」
強奪事件前の、トレーニングが順調に進んでいた頃のクラウスに戻ったみたいです!!
そこで、〔咥えた食べ物を〕「放せ」のトレーニングを再開してみました。
まず、落ち着いてもらうため、部屋を薄暗くして、
ガムを20分程噛んで頂いて・・・・・
「~♪」
「クラウス、放して」
おおお~!!一発で放しました♥
・・・・・不満そうな顔ではありますが・・・・・。
ああ、良かった、良かった!!!
クラウスが元に戻りました。
「僕は、ママのいうことを良くきく良い仔でつよ」
嬉しかったので、お仕事から帰って来たクラパパに
「ランに行こう」と言った瞬間、クラママがこけてクズ箱をひっくり返し、
中から飛び出た湿布をクラウスがとっさに咥えてしまいました。
↓ これ位の湿布薬
帰宅したばかりで、
「クラウスが『放して』のコマンドをきくようになった」ことを知らないクラパパは、
吃驚して、咄嗟にクラウスを逆さ吊りにして、大声で叱って放させようとし、
クラウスはいきなりの事に興奮し、唸って吠えて、湿布を飲みこんでしまいました。
普通の湿布ではなく、
人間のお医者さんから処方された痛み止めの湿布だったので、
クラパパは、クラウスのため、流血覚悟で取り上げようとしたのですよ。
で、クラママはといえば、こけたはずみで足を痛めたらしく、
床に突っ伏していて「う~~」と唸っていました。
・・・・・・・はい、病院に駆け込んで、クラウス、嘔吐処置です・・・・・・。
病院から帰って来て、しばらくしてから
恐る恐る、咥えている玩具を「放して」と言ってみたら、
案の定、唸って、玩具を守ろうとしました。
今回、悪いのはクラママ&パパですが。
それにしても、今まで頑張ってきたのに・・・・(涙)
「ママ、慰めになるかどうか分かりまてんが、諸行無常という言葉がありまつよ」