春の1日
「さあ、ママ!張り切って散歩しましょでつ」
← ご近所の公園だけだけどね。
父は、最期に、私の足が悪いのを心配しながらも
「お前は、俺の自慢の娘だ」と誉めてくれたんですよ。
照れ屋の父が、そんな風に誉めた事は今までなかったんですが・・・・
親不幸ばかりして、全然、良い娘ではなかったのに・・・・・
「これから、そうなるように頑張れば良いんじゃないでつか?」
← そうね。そうしようね・・・・
「春のポカポカ陽気でつ~♪」
← 君も、グランパが相当可愛がってくれたんだから
頑張って、良い仔になろうね
そう、父は、クラウスをとても可愛がってくれて
去年、お寺で法事があった時
「クラウスに留守番させるのは可哀そうだし
すべての生き物を慈しむのが仏の教えなんだから
クラウスをお寺に連れて行っても大丈夫なはずだ!!」
といって、法事に連れて行こうとまでしたんですよ(笑)
「グランパの英断でちたのに・・・・
ママが大反対して、連れて行ってもらえまてんでちた」
← 当たり前でしょ!
グランパは、猫かぶって大人しい君しか知らなかったけど
私は、君の本性を知っているもん!
・・・・というわけで、クラウス、元気出して遊ぼ!
ボール取って来い!
「ラジャ!でつ!!」
昨日、公園には花見の大人、子供が沢山いたので
飛距離のあるディスクでは遊べませんでした。
なので、久し振りに、オレンジ・ボールを使ったら
「ムササビ・キャッチ~!」
← 見事、失敗!!
「でも、2回目からは成功でつ~!」
← ごめん。上手く撮れなかったわ
「ママ~!ボール取って来たでつよぉ~!!」
大好きな父が亡くなったら
ショックと哀しみで、何も手に付かなくなるのかと思っていましたが
普通に生活も、散歩も、仕事も、色々と出来ています。
ただ、おかしい事に、突然、涙が出てきて止まらなくなるんですよ。