ビーグルの困った食い気
トリーツを使わず、飼い主さんが褒めることでワンちゃんのやる気を引き出す、まさに理想です。
今、お願いしているトレーナーの先生とも、それを目標としています。
確かに、クラウスは、絶賛と称賛、拍手と喝采が大好きです。
特に、女の人から「わぁ、ビーグル、可愛い♥」などど言われると、
「おねえたまぁ~♥」と、飼い主には見せたことのない極上の笑顔で寄っていきます。
(奴の『女好き』のせいで、クラママが赤っ恥をかいた話もありますが、それはまた今度)
いつも、可愛がって下さっている花屋のおねえ様。
「有難うございまつ。 LOVEでつ♥」
しかし、そこはビーグルの悲しい習性・・・それよりもまだまだトリーツが好きです。
徐々にトリーツなしでコマンドをきいてもらうように努力はしているのですが、
ビーグルの食い気は、なかなか一筋縄ではいきません。
大体、食事の後すぐに床をクンクンして食べ物を探してますから・・・((+_+))
クラウスの食事の量は、ドッグフードを食べているワンちゃんより、かなり多いのにもかかわらず・・・です(同ブログ「ご飯のこと」参照)。
大体、ドッグフードだと1日150gですが、手作りご飯(以下、クラご飯とします)だと水分量が多いので、1日600gくらいです。
昨日は、レアに焼いた子羊のステーキに、野菜入りオートミール
デザートを付けることもありますが、セブンイレブンの冷凍アップルマンゴが安く使いやすくてお勧め。
そりゃあ、散歩の時も拾い食が凄かったです。それどころか、エライ赤っ恥をかいたことも・・・。
冬の昼間、公園を散歩していたら、ベンチに座ってパンを食べている男の方がいました。
クラウスは、「あっ食べ物持っている」とわかると、その方の前に座り込んで、見上げて、
世にも憐れな声でクゥ~ンと、食べ物をねだったのです。
その時の写真はありませんが、パピーの頃で、こんな感じ・・・
「お腹がすいて死にそうでつ。パンひとかけら恵んで下さい、でつ」
その男の方は、パンを手にしたまま、困って「えーと」と言って固まってしまいました。
クラママは必死でリードを引きましたとも!
しかし、クラウスも抵抗して必死に、「クゥ~ン、クゥ~ン」と男の方に訴えたのです。
いたいけな仔犬のリードをグイグイ引っ張る私と、必死に抵抗し、すがり付くような目で見上げてクンクン啼く仔犬・・・・さぞ、私が人非人に見えたことでしょうね・・・・。
そこで、男の方が、パンをちぎってクラウスにくれようとしたので、
「あっ!違うんです!!ちゃんとご飯はあげているんです!これ、この仔の演技です!」
と叫んだら、男の人は
「ぶはっ」と吹き出し、のけぞって笑い始めました。
そうなるとクラウスは「チッ、駄目か」と諦めて、大人しくクラママについて歩き始めましたが、高らかな笑い声は、私らが公園を出るまで聞こえていました・・・。
し・か・し、いくらビーグルでも進歩するようです。前は、食べ物を前にすると迷わず突進しましたが、今は、ガン見して、無言の圧力を加えることが多いです。
カフェにて、ハンバーガーとサラダ、フライドポテトを前にして・・・・
「僕、良い仔でつ。だから、おすそ分け下さいでつ・・・」
この目を見ると、あげたくてクラッときますが、
人間の食べ物は、犬には塩分が強すぎて、腎臓病にさせてしまう恐れがあり、
特に外食では、玉ねぎなど、犬が中毒を起こす食材が何気に使われていることがあるので、
決してあげられません・・・・・。
でも、クラウス偉い。
クラママ&パパが家飲みをした時も、おつまみが枝豆とチーズ、さつま揚げの時は、苦悩しつつも、何とか我慢できました。
「くれない?くれないよね?・・・やっぱダメ?」
クラウスの苦悩
「ああああああああ!!!!見ていられまてん!!!」
もっとも、お寿司が登場すると我慢ができなかったようです。
(クラウスは、お魚が大好き)
刺身などの生魚は犬に苦手な寄生虫がいるので、そのままあげられません。
貝類、海老、イカは消化が悪いので、これもダメ
寿司飯は、犬には砂糖が多すぎます。
この後、クラウス、修羅場を演じまして、仕方なく、ケージに強制収容となりました。
「・・・・・・僕だけ酷い目にあってまつ・・・・・今日、僕は何も食べてまてん・・・」
・・・・・拗ねた演技が可愛いのは、パピーの頃までだよ?・・・。