ビーグルのしつけ~室内フリーへの途~
お山の家で、今回、クラウスは殆ど吠えませんでした(「ビーグルのしつけ~無駄吠え編再び~」参照。
「ママ&パパが食事していても、ガン見するだけでつ」
お山の家のケージの中にいると、いつもなら「出せ出せ」吠えをしたのですが、
今回は、「クンクン、ピー、グフグフ」位でおさまっていました。
前の「クンクン、ピー作戦」が効いたのかも・・・・。
遅い歩みではありますが、クラウスも成長しているようです。
「吠えると叱られるけど、クンクンしていると、何か貰える時もありまつから・・・」
そこで、これまで、クラウスは「~ができない」「~できない」と言い続けていましたが、
ここいらで「できる」ことを書いてみようと思います。
クラウス、今まで出来なかった「室内フリー」何とかクリアです。
パピーの頃は、室内フリーにすると目が離せませんし、
そもそもパピーは1日の大半寝ているので、
クラウスは殆どケージの中で過ごし、
室内でクラママ&パパと遊ぶ時、散歩の時だけ、ケージから出ていました。
← パピーの爆睡・・・・・
段々と室内フリーの時間を作ろうと思っていたのですが、
彼の中では「ケージの外」=「遊んでもらえる」という図式ができてしまったらしく、
ケージから出すと、クラウス、パワーぐるぐる全開!テンション急上昇↑状態になってしまいました。
こちらは、家事もあるし、仕事もある。
しかし、放置すると、それは、それは悪戯をしてくれました。
本棚から本を出してビリビリに破く、
引き出しを開けて、中の物を出しては壊す、
ママ&パパの服や靴を探し出して咥えて走り回る・・・・・。
一度、宅配さんが来た時に、うっかりクラウスをフリーにしておいたら、
奴は、どこからか、私のブラジャーを見つけ出して、それを咥え、高々と掲げて、
宅配のお兄さんがいる玄関に現れ、お兄さんの目の前で、得意そうにブラジャーを振り回しましたっけ。
雑誌などでは、ソファーの上で幸せそうに昼寝しているワンちゃんの写真がよく載っていますが
クラママには、それは夢の話に思えましたよ・・・・。
そこで、トレーナーの先生に教えて頂き、
室内でフリーにする(ケージから出すが、遊ばない)時間を、最初は3分(最初は3分しか持ちませんって)、
5分、7分と時間を図って延ばしていきました。
このように、ガムを噛んでいる間は大人しいので(さすが食い気のビーグル)
ガムを使って、「室内で遊ばない時間」に慣れさせるのも有効でした。
←このガムを使えば、最初は20分程大人しくさせられましたが、
クラウスがこのガムに慣れてしまうと10分位しかもちませんでした。
←このガムは、最初1時間20分もちました。
慣れた後でも40分以上は噛んでいるので、
「お願いだから、1時間程大人しくしていて!」という時にお勧めです。
さらに、その間、悪戯・・・たとえば、ペットシーツをビリビリに破く・・・をすれば、
「悪い仔」だといって、ケージに強制的収容。
ただ、強制収容は、30秒程です。
30秒後に、悪戯をしたペットシーツを室内に出しておいたまま、
クラウスをケージの外に出します。
当然、彼は、中断した面白い遊びを再開すべく、ペットシーツに突進します。
で、また、ビリビリにし始めたら、再び、「強制収容」です。
これを2~3回もやると、
「ペットシーツを破く」=「怒られて、強制的収容」と理解し、やらなくなりました。
これを理解してもらうため、30秒なんです。
時間の間隔が長いとワンちゃんは忘れますからね。
しつけの本には、目を背け、くるっと背中を向けて無視するのが良い、というのもありましたが、
うちのクラウス、そんな程度で悪戯をやめるタマではありませんって・・・。
また、本などには、ワンちゃんを部屋に一人にするという罰も紹介されていましたが、
私が部屋を出れば、より酷い悪戯をするのは、火をみるより明らか。
クラウスを悪戯ができない場所に隔離するしかありません。
さらに、本などには、ケージに悪印象を持たせないため、
罰を与える(隔離する)場所はケージではなく、
他の部屋を使うようにと書いてありましたが、
私はやっちゃいました。
だって、悪戯ができず、クラウスに悪い印象を与えても良い、余った部屋なんて、
この狭い東京の我が家にはありませんもの。
このようにしても、ご飯をケージの中であげているせいか、
クラウスは、ケージに良い印象を持っているようです。
フリーにしても、時々自分から入って寝るときがありますから。
・・・・その犬の性格もあるのかもしれません・・・・。
「ご飯大好きでつ」
「扉が開いていてもケージに入る時もありまつ・・・。」
今では、この通り。
「ママ、お仕事まだ終わらないんでつか?」
「じゃ、ソファーで寝ているから、終わったら起こして下さいでつ」
室内フリーにしていると、時々、「遊ぼう」コール(クンクン」とまとわりつく)はしますが、
こちらが答えなければ、コール以上の悪戯は、滅多にしなくなりました。
絶対しないわけではありませんが・・・。
余談ですが、しつけの本で「やってはいけない」と注意されていることを
クラママは随分やってしまいました。
① 名前を呼んで叱る。
(これをやると、ワンちゃんが自分の名前を呼ばれると怒られると思ってしまうかららしい)
← つい、やってしまいますって・・・・。
何度も叱りましたが、普通に名前を呼べば、
クラウスは喜んで来るので、まっ、いいか・・。
② 飼い主が横になっている時などにワンちゃんが、飼い主の体の上に乗ることを許す。
(これを許すと、ワンちゃんが『自分が上位者だ』(いわゆるα症候群)と誤解するらしい)
← 乗りかかってくれば、そのままにして「可愛い、可愛い」と撫で撫でしますし、
プロレスごっこする時は、乗りかかってきますが、そのまま遊びます。
どうなのでしょうね?
そもそもワンちゃんは本当に「自分が上位者」だと思ってやっているのでしょうか?
ワンちゃんに聞いたことないので、わかりません。
「プロレスごっこの時だけじゃなく、寝ているママの上に乗っちゃうこともありまつよ」
③ ワンちゃんの食事を飼い主の前にあげてしまう。
(動物は、上位者から先に食べる。
したがって、これを許すと、ワンちゃんが『自分が上位者だ』と誤解するらしい)
← 先に、クラウスにあげておかないと、
クラママ&パパはゆっくり家飲みができないじゃないですか!!!
我々はね、自慢じゃないが、
一度ガッツリ飲み始めると、6~9時間は飲み続けるの!
その後に、ワンちゃんに餌をあげるなんて、ムリムリ!
「さっき、僕はご飯食べたし・・・ママ&パパの家飲みは、見えないことにしてまつ」
クラウスは、外では、感情のコントロールができない仔ではありますが、
東京の家の中では、「遊ぼう」コールがしつこい時を除けば、
殆ど手が掛からない良い仔です。
「散歩とドッグランに毎日行っていれば、昼間は疲れて、いい仔で寝てまつ・・・」
← 散歩はさておき、毎日のドッグランは無理・・・・。